【女一人自転車旅】大阪⇔城崎温泉1泊2日ライド

自転車旅
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敬老の日の3連休はいつもより少し足を延ばして城崎温泉まで自走ライドすることにしました。

城崎温泉自転車旅 日程と持ち物

【日程】
Day1:大阪→朝来 124km/1100mUP
Day2:朝来→城崎温泉→京丹後→大阪 237km/1600mUP

今年の夏は暑熱順応が上手くできずロングライドができませんでしたが、今回夜に走ったら涼しくてとても走りやすかったです。

暗い中走るのは苦手なので避けてきましたが、暑い時はありですね。
ただ、真夜中の田舎の峠を一人で走るのは暗闇が深くて怖すぎました。
久しぶりの限界チャレンジライドは冒険感でわくわくして楽しかったです。

今回は厳選に厳選を重ねた最小限の宿泊セットにして、ステムポーチひとつのみで済みました。

【持ち物】
①化粧水、乳液、コンディショナー、コンタクト、アミノ酸、補給食
②バッテリー(5000mAh)やケーブル類
③クリートカバー

ウェアはホテルで手洗いしました。タオルドライして干すことで翌日には乾きました。

Day1:大阪→朝来 124km/1100mUP

出発~丹波

人との約束がないと、惰眠を貪り朝寝坊してしまいこの日も11時半と昼前出発になりました。

先日にタイヤを交換したばかりです。新品タイヤはプラシーボ効果ではなく、転がりの良さを確実に感じました。
車道沿いにあるお寺の門の所に掲げられていた短歌が彼岸花のことが詠まれていて、秋を感じました。
ライド中、彼岸花やそばの花も咲いていました。あと、阪神のアレが実現したところで、この旅の間中色んなところで阪神ありがとうのポスターなどを見ました。

最近コンスタントにYoutube動画編集をしていたので、その時に挿入するBGMがライド走行中にセルフBGMが流れるようになりました。

いつもの猪名川CRを通って池田まで行くと、五月山が「今日は遠征な、がんばってこい」と送り出してくれているようでした。

もう9月も中旬ですが昼間は温度計が33℃を示しており残暑が厳しいです。

以前のライドで予習していた猪名川渓谷ラインをひたすら北上して、丹波篠山のfutaba cafeに着きました。

ふたばカフェ (篠山口/カフェ)
★★★☆☆3.47 ■予算(昼):¥1,000~¥1,999

ここは7ヶ月くらいの赤ちゃんのヤギがいました。ヤギの赤ちゃんはすぐ立ち上がるそうですごいですね。

丹波市へ入ると本格的に山深いエリアになり、まさに日本昔ばなしの山々の景色で「坊やー、良い子や寝んねしなー」の曲が頭の中に流れてきます。

田んぼの近くの道を走ると蛙が飛びまくっています。

夜間走行

お昼前に出発だったこともあり丹波市を走っている時にすでに暗くなって来ました。

田舎の街灯のない峠を真っ暗な中一人でヒルクライムするのはさすがに怖かったです。
変な人が出てきたり事故したら見つけてもらえません…。動物もいそうな気配もします。
夜中ブルベをする人はすごいです。
昼間には峠に野生の鹿がいました。奈良と広島以外で野生の鹿見たのは初めてかもしれません。
少しの間、鹿と目が合って見つめあっていたのですが、カメラを向けた途端ものすごい勢いで山の中へ逃げていきました。

自分で決めていた制約条件「暗くなる前にライドを終える」を全部取っ払ったら自由になりました。
「暗くなったから帰らないと」という焦る気持ちから解放され、自分を縛るものは何もないんだ、好きなだけ走ればいいんだという気持ちが変なハイテンションを生みます。
自分で制限していたリミッターを一回外したような感覚です。

昼間は雄大な山々、田園風景だったところは、夜は街灯がほぼない真っ暗闇。
田舎の夜のコンビニは砂漠の中の泉です。
暗闇の中にコンビニがある安心感は強かったです。

ナイトライドのメリット、デメリットは以下のように感じました。

【メリット】
①涼しいからエネルギーの消耗がない
②車が少ないからストレスが少ない
【デメリット】
①暗くて怖い
②暗くて景色が見えない

夜に眠りエネルギーを回復するという宇宙のスケジュールに適合した人類のすごさに感動しました。

トラブル発生(パンク)

いつもはよく路面状況を見て走行ルートを慎重にしていますが、夜中はそれができず、凸凹のダウンヒルで跳ねてリム打ちパンクになってしまいました。(タイヤ変えた初日ライドなのに泣)

すっかり夜になっていたので、ここで今日のライドは終えてしっかり休んで翌日走ることに決めました。
近くの自転車屋は営業時間が終了していたため明日行くことにしました。
GoogleMapで調べたら、DiDiで最寄りの朝来市の市街地まで15分となっていたので、DiDiアプリをダウンロードしたのに「この地域でのサービスはしておりません」と!
それなら検索結果に出てこないでくれーと泣きながら、地域のタクシー会社に電話しました。
21時を超えていたので1件目は営業終了しており、2件目で捕まりました。

タクシー運転手から朝来市の過疎化の話を聞きました。若い人は大阪や東京に出て行ったきり帰ってこずこの辺は空き家ばかりだと嘆いていました。
「すき屋は24時間やってるからそこで夜ご飯を食べたらいいよ。人手不足でやってない時もあるけど。」という大きな矛盾を聞きながらホテルまで送ってもらいました。

朝来市と言えば竹田城跡の雲海で有名です。一度ハイキングして登ったことがあります。ホテルから雲海を見るためのバスが出ているということでしたが、最近は朝が冷え込まないから雲海が見れないようです。

朝来市の自転車屋はイオンバイクと個人店の二軒のみでした。田舎の大きなイオンモールの有難さはとてつもないものでしょう。自然以外で遊ぶとなったら、皆こぞってイオンに行っているのではないかと想像しました。

不便さを体感し田舎に住みたくないと思いましたが、翌日昼間ライドしている時は田舎走るの最高!と思ったり。

タクシー代:¥2500
ホテル代:¥5500

Day2:朝来→城崎温泉→京丹後→大阪 237km/1600mUP

出発~城崎温泉

朝ご飯はしっかり食べる派です。ホテルの隣にあるカフェでクロックムッシュのモーニングを頂きました。

その後自転車屋に寄ったりとゆっくりしすぎてこの日も結局昼前出発。

城崎温泉は観光客の車で渋滞していました。

カフェで大好物のリゾットをいただきます。

 

カフェで西欧人のカップルがコンビニで買ったような持ち込みの食べ物を食べていて、海外ではそういう文化なんだなと思いました。

Kinosaki TOKIWA GARDEN
「Kinosaki TOKIWA GARDEN(ときわガーデン)」城崎温泉を自分らしいスタイルで楽しむ海鮮BBQレストラン。

この日も早々に日が暮れました。雲の切れ目から夕日の光が差して幻想的な雰囲気。

夜間走行

夜走っていると、2年前に夜間ブルベの練習や自転車旅の初日に田舎の夜道を走ったことを思い出しました。
その時に会得した、背筋を反ってもも裏を使うフォームをたまにしてみます。しかし長時間ライドは肩凝りを通り過ぎて、肩が硬まりすぎて激痛がします。

田舎の暗闇では肉眼でもわかるくらい星が空一面に綺麗に輝いています。

営業時間は終わっているのに明るい店などは、夜中まで残業してるのかなと心配になります。
営業時間4時-27時のガソリンスタンドは3時-4時の1時間だけ休憩するのでしょうか?

世間が寝ている時間に走っていると夜遊び感が強いです。

夜中暑さがマシだと2倍くらい元気に走れます。
ロングライドでは足を70%程度で温存し、心拍140以下くらいにします。膝と肉離れにならぬように祈りながら。

冬はロングライドだとお腹が減りますが、夏はお腹が減らないです。
冬は温まるのにカロリーを大量消費しているんですね。

ロングライドはなるべく止まりたくないので、「信号赤になってしまった、残念ストップか…」と思った直後、矢印信号が出た時ボーナスタイム感を感じます。わかりますでしょうか。

あと、真夜中のトンネルは回避したいと思いましたが、トンネル内の歩道が広いと助かったーと思います。

夜間走行中はもしブルベだったらどこで仮眠をとるのかなと探してみました。
東屋や街灯があるところ、ベンチがあるところなど。でも私は絶対にそんなところで眠れそうにないなと思いました。

福知山市まで戻って来て「ファミマあった!」と思ったら窓のカーテンが全て下ろされています。(福知山や丹波篠山あたりはローソンやセブンがなくファミマばかりでした)

「あれ閉業なのかな?でも明かりがカーテンから漏れてるぞ?」と思って近づいたら明かりに群がる虫地獄!!!窓中に張り付き、自動扉が開くタイミングで店内に入り虫たちに浸食されています。
イートインもなかったので、GoogleMapで少し先にファミレスを見つけたのでそちらに行くことにしました。夜まで開いてるファミレス最高!

最後のファミレス休憩

トマト&オニオン 福知山岩井店 (荒河かしの木台/ファミレス)
★★★☆☆3.01 ■いよいよ発売!”牛100% 新ハンバーグ登場♪ ■予算(夜):¥1,000~¥1,999

トマト&オニオンで弾力あるハンバーグを食べ、乾いた体でドリンクバーを堪能しました。朝から3食しっかり食べました。ブルベだとこうはいかないですね(汗)

オーバーナイトライドではライトとサイコン、携帯の充電が大事です。今回5000mAhバッテリーだとギリギリだったので、オーバーナイトする場合はもう一つバッテリーがあった方がよかったです。

現在時刻21時。ファミレスで休憩していると、今から夜通し走るのは厳しいかも、集中力とぎれるかな、チャレンジしたかったなと少し弱気になってきました。汗もかいたしここで泊まってシャワーを浴びたい気持ちも大きいです。

しかし3連休のためまだ猶予があります。今の力を振り絞って限界ライドに挑戦してみようという気持ちが湧き起こってきました。

ここから夜通し走り続けました。

大阪に帰宅したのが朝の5時半。

最近LSDが足りていなかったから良いLSDになりました。

夜通し走ってる間は帰りたいという気持ちしかありませんでしたが、いざ帰って振り返るとぷち旅感が楽しかったので、日が短くなる冬までに、またロングライドしたいなと思いました。

限界ぎりぎりまで走るのは苦手で余裕を残しがちなので、今回はしっかり限界ライドできてよかったです。230km走れたので、次の目標は300kmかな。

【本日の学び】

オーバーナイトライドにはバッテリーは5000mAh以上があるとよい(5000mAh×2個持つこと)
次の目標250km~300kmライドの時は朝早く出発すること
アクションカメラは固定+プレミアムモードで撮影すること

【お店・観光情報】

・futaba cafe(丹波篠山市)
・イオンバイク和田山店(朝来市)
・城崎マリンワールド
・日和山海岸
・TOKIWA GARDEN(城崎温泉)
・トマト&オニオン 福知山岩井店(福知山市)

プロフィール
この記事を書いた人
a--chan

大阪のロードバイク女子です。2012年にロードバイクを購入しグルメや絶景を求めてサイクリングを楽しんでいます。大阪→新潟まで女一人自転車旅、ブルベ200完走、ハーフエベスティングを達成しました。

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